教科書に載ってみたいな日記

教科書にいつか載りたい人が綴る、軽快ラブコメディみたいな、ってかそうでありたい日記でございます。

クレームは美しく燃えてゆく

クレームなんてクソくらえ!

 

アメリカの戦争映画だったら恐らくこんなセリフが飛び交う。

 

そんな出来事があったのよ。

 

 

一応何回も書いてるけど俺はファミレスのホールで働いててもう平日の昼間なんてブイブイ言わせてる。

 

俺がこの店を仕切ってるといっても過言ではないし、多分そこら辺の若い衆は俺のとこに挨拶来るのも時間の問題だろうね。

 

で、基本的に田舎だから高齢者の客が多いんだけど、今日その中の1人のおばあちゃんがクレーム言ってきたのよ。

 

「焼き魚が生臭い!」って。

 

まあ勘のいい人ならすぐ分かると思うんだけど基本的にファミレスって魚とかお肉とか捌かないのよ。

個人経営とかならわかるけど結構な大手チェーンだし、普通はもう調理済みのものを冷凍保存してるんだよね。

 

だから焼き魚が生臭いわけないの。

 

だって焼いてんだもん。なんなら2回焼いてんだもん。

 

で、別に他のと比べてもあんま変わらんしたしかに色がちょっと薄い気もするけどそれは個体差あるし。

 

だからそれをそのまんま説明したらちょっとだけヒートアップしてきて「私は昔魚屋さんで働いてたから分かる!」とか言い出してさ。

 

魚屋さんで働いてるならファミレスの焼き魚の保存方法とか調理方法が一緒な訳ないって分かるだろ、と思いつつもそのまま対応し続ける。

 

そしたら裏から見かねた店長が出てきて俺と同じ説明をまた繰り返す。

 

俺は内心「店長、それさっき言ったけどこの人話通じねえんすわ〜。ハッハッハ。」ってなだぎ武みたいな笑い方しながら思ってたんだけど、なぜかその客の態度が急におだやかになる。

 

なんなら「料理違うのにしましょうか?」って提案したら「私別にクレーム言いたいわけじゃないから料理変えなくてもいいよ〜」とか言い出す始末。

 

明らかに俺と店長で態度変えてんだよな。

 

俺が若僧に見えたのかどうか分かんないけど。

 

マジでムカつく〜!

ハンカチ噛みしめる〜!

頭の中が沸騰して穴という穴から蒸気が出る〜!

 

 

これって参考にする二つの意見で言ってることは同じなのに、先入観によって一方の解釈を間違ってしまったりとか、そもそも片方の意見を聞く気がなくなってるみたいなことだと思うんだよね。

 

そう考えるともしかしたら自分もやってしまってるかもしれない。

しっかり芯を捉えてるのかとか、信用してる人の意見を無条件に情報として取り込まないようにしないといけないですね。

 

そんな事を気付かされました!

 

そう思えばクレームって必要だ!

 

一句!

 

「森の中  地面を照らす  欠けた月」

 

スカパラの「美しく燃える森」って曲を聴きながら作りました!

この曲は失恋ソングなんだけど、表現がすごい美しくてその中でも「かけてゆく 月の夜」ってところがすごく好き!

多分「欠ける」と「駆ける」のダブルミーニングだから平仮名なんだよね!

 

2人の森の中に彼女はもういないから、欠けた月は地面しか照らすことが出来ない。

 

彼女以外、何も照らしてほしくないのに。

 

切ねええええ!!!