キムタク
ワード:後輩、支援、違和感
(1)あれ、なんだか月9で主演の俳優さんみたいな顔してますけどどうしたの。
(2)そんな顔してる?めちゃくちゃカッコいいってこと?
(1)じゃあドラマ撮影のシュミレーション手伝ってあげるから。ほら、どんな設定がいいの。
(2)勝手に話進めないで。まだ俺は自分のことを月9主演俳優だと認識出来てないから。
(1)え、そう?違和感ないと思うけどなあ。
(2)まあでもそんなに言われたら悪い気しないね。なんかじゃあキムタクみたいな演技したいわ。
(1)ああキムタクですか。そうですか。はいはい。
(2)なんでちょっと嫌そうなんだよ。お前が持ち上げたんだろ。
(1)みゆき!ちょ待てよ。
(2)お前がやってどうすんだよ。俺がやりたいんだけど。
(1)お前もキムタクで来ればいいじゃん。
(2)なんでキムタク2人なんだよ。キムタク2人いたら胃もたれしちゃうだろ。1人いるだけでお腹いっぱいなのに。
(1)そんな少食じゃないけどな!
(2)ズレてんなあ。いやまあとりあえずお前は存在感を出さないで。あくまで俺を支える支援係だから。
(1)ああ分かった分かった。じゃあこうしよう。俺がお前の後輩役やるわ。で、お前は海外に飛び立とうとする彼女を止めに行きたいけど勇気が出なくてそこで俺が空港行くように促すから。
(2)分かった。
(1)先輩、彼女さん止めに行かなくていいんですか。
(2)もうアイツの決めたことなんだ。俺に口出す権利なんてないんだよ。しかも今からじゃ間に合わねえよ。
(1)アンタいつもそうだよ。言い訳ばっか言って、人の気持ちも考えないで、ポイ捨てばっかして、女殴って、浮気して、あ、あと万引きもして、
(2)キムタクそんなクソ野郎じゃねえから!もういいよ。