教科書に載ってみたいな日記

教科書にいつか載りたい人が綴る、軽快ラブコメディみたいな、ってかそうでありたい日記でございます。

ラブ&ピースは時に人を不快にさせる

多分何回も言ってるけど俺はファミレスのホールで働いてる。

 

で、働いてたら分かるんだけど割とお客さんの話し声とかって聞こえるのよね。

 

今日もおばあちゃん二人組の会話が少しだけ聞こえてきた。

 

何か普通に会話してる風ではある。

 

ただ、1つ気になる部分があった。

 

 

「チャリティー」というワードを連発しているのだ。

 

 

チャリティー

いや分からんでもないよ?意味とかはなんとなく知ってるよ?

24時間テレビを見る派の家庭だったし。

 

でもファミレスでババア2人でチャリティーの話で盛り上がれるか?

 

チャリティーなんてワードが出てきたらどっちかというと盛り下がるだろ。

 

「聞けば今にも耳を塞ぎたくなる言葉ランキング」だったら、穴埋めクイズにした時1番の難所になるぞ。

 

まあそこまではっきりとは聞こえないのでチャリティーがなんなのかを知ることは出来なかったが、もう俺の頭からその言葉は離れない。

 

お湯かけて柔らかくしても全然引き剥がれない。

 

俺の脳みそはチャリティーに埋め尽くされてしまったのだ。

 

このまま俺はチャリティー堕ちしてしまうのだろう。

 

そう思いながらひたすらに食器を片付けまくった。

 

今洗わないといけないのは食器よりも俺の頭の中なのに。

 

そして1.2時間程過ぎた頃。

 

さっきのシニアチャリティスト達の近くを通ると、まだチャリティーの話してた。

 

しかも笑いすぎてめちゃくちゃ脇腹抑えてたし、なんなら泣いてた。

 

それを見た瞬間にもう何もかもどうでもよくなり俺の頭のチャリティーの呪いは消えた。

 

つまりチャリティングが解除された。

 

で、何気なくテーブルの上に置いてあった紙を見ると「交通安全」ってでっかく書かれてた。

ただの街のボランティア団体だった。

 

クソが。と思った。

 

 

にしても盛り上がりすぎだけどな。