教科書に載ってみたいな日記

教科書にいつか載りたい人が綴る、軽快ラブコメディみたいな、ってかそうでありたい日記でございます。

人は時を駆ける

今日YouTube適当に流してたらめちゃくちゃ久しぶりに「たま」っていうミュージシャンの「さよなら人類」って曲が流れてきた。

 

サビのとこは何回も聞いたことあったしインパクトあるから覚えてたんだけど、今になって聴くとちょっと歌詞が気になったというか。

 

普段歌を聴く時ってあんまり歌詞は考えずに音で感じてることが多いんだけど、そんな俺ですら少し考えさせられた。

 

あと、俺が敬愛してやまないオレスカバンドの「アーモンド」って曲に「泣きたい日は来るものだから涙は退化しないのさ」って部分があるんだよね。

で、歌詞書いてるドラムのタエちゃんがこれを思い付いたのが中学の理解の授業で「退化というのは不必要になったから起こる」というのを知った時らしく、「なら涙とか悲しさっていうのは必要なんや!」みたいな経緯で歌詞にしたそうなんだけど、それを今朝聞いて、自分で考えた時に「いつの時代も人の本質は変わらないんやな」って思ってた。

そのタイミングでのこの「さよなら人類」ですから良い感じに考えさせられたのよね。

 

で、まあ話を戻して自分なりの解釈にはなっちゃうんだけどこの「さよなら人類」って「本質は何?」っていうのを歌った曲だと思うんだよね。

 

歌詞にある、「野良犬は僕の骨くわえ、野生の力を試してる」とか、「アラビアの笛の音響く、街のはずれの夢のあと」とか、「つばさを無くしたペガサスが、夜空にハシゴをかけている」っていうのは、

 

「何があっても自分の本来の姿を保ちたい」

 

みたいなことであって、逆に人間の事が書かれてる部分だと、「武器を担いだ兵隊さん、南に行こうとしてるけど、サーベルの音はチャラチャラと、街の空気を汚してる」みたいな感じで、

「武器という便利なものを手に入れたのにそれによって街が汚れてしまう(人を不幸にしてしまう)」っていう、

「進化することによって本来の自分(街を守る兵隊)を見失ってしまう」

みたいな対比になってるんですよね。

 

で、サビの「今日人類が初めて木星に着いたよ、ピテカントロプス(猿人)になる日も近づいたんだよ」っていうのは「技術の進歩によって人類が人類らしくなくなってしまってる」みたいなことだと思うんですよ。

 

だからこそ最初の歌詞は「二酸化炭素を吐き出して、あの子が呼吸をしているよ、曇天模様の空の下、つぼみのままで揺れながら」っていうまだ何にも染まってない「あの子」は人間らしさを失った薄暗い世界で、人間らしくしてるみたいな事だと思うし。

 

 

これってすごく大事だなって思うんだよね。

 

本質を見失ってしまうと立ち返るものが無くなったり、前に進めなくなっちゃったりする。

 

じゃあ人間の本質ってなんなんだろう。

考えた結果、「あ!今自分がやってる、"考える"事こそが人間の本質なのではないか!?」という結論に至った。

 

多分何千年も前に生きていた人達も、30年前に生きていた人達も、今を生きる俺達も、これから先に生まれてくる赤ん坊達も、時代が違うだけで本質は変わらない。

 

人が死ぬのは人に忘れられた時。

 

ワンピースでドルトンさんが言ってた言葉。

 

なら俺達は人に忘れられないように、自分の存在を証明するしかないな。

 

心はいつでも熱いままでいよう。

 

 

さあそんなこと言ってたら長くなってしまったのでまだ書き足りませんが一句の方に行かせていただきます!

 

 

「朝が来る  まだ夢の中  雨模様」

 

もうすぐ朝が来るのに、まだ僕の夢の中では雨が降っているみたいですね。

 

まあまだ21時なんですけど。