教科書に載ってみたいな日記

教科書にいつか載りたい人が綴る、軽快ラブコメディみたいな、ってかそうでありたい日記でございます。

たしかに添えるだけでいいわ

見つけてしまった。

 

 

俺はお風呂入って髪が濡れてても乾かさずにそのまま自然乾燥させる。そんな男。

 

だけど最近朝シャンが多くてバイト行く前にお風呂入ったりするので濡らした髪のまま行くわけにもいかず、人生でドライヤー使用最多記録を更新中。

 

そして今日は普通に夜お風呂入って普通にドライヤー使ってたんだけど、ふとある事に気付いた。

 

それは、ドライヤーを使ってる時に左手を全く活用してない事だ。

 

 

思い返してみれば俺は今まで左手を極力使わない人生だった。

 

歯磨きした後にうがいするため手で水を注ぐ時も、授業中に先生の板書と同じスピードでノートを写してる時も、明日に夢見て拳を天高く突き上げた時も、そこに左手は存在していなかった。

 

もし人生の中のどこかでゴリに出会っていたら今頃左手を添えるくらいは出来ていたかもしれない。

 

 

悔しかった。

 

人生の半分を損した気分だった。

 

 

だがしかし!人間という生物は常に前に進み続けることが出来る!

 

それならば、これから左手を多用していけばいいではないか!

 

うんこした後にケツ拭く時も、自販機の下の小銭を取ろうとする時も、テキーラ飲みながらナウいチャンネー達とダーツする時も左手を使って、これまでのことなどなかったかのように愛でてあげればいいのだ!

 

 

覚悟を決めた俺はドライヤーを髪に当てながら左手で髪をさわさわした。

 

 

めちゃくちゃ早く乾いた。

 

ビックリした。マジビックリした。

 

 

空いた口が塞がらなかった。

 

さすがにその口を左手で塞ぐようなことはしなかった。