教科書に載ってみたいな日記

教科書にいつか載りたい人が綴る、軽快ラブコメディみたいな、ってかそうでありたい日記でございます。

人生は“分かりません!!”

コロコロチキチキペッパーズナダルさんの著書、「いい人でいる必要なんてない。」を読んだ。

 

僕は結構コロチキさんが好きでバラエティとかも割とコロチキさんが出てたらケツがこうクッと浮くくらい前のめりで見るし、ラジオも「ねむチキ」っていうAV女優さんと話す番組は毎週聴いてる。

 

そのナダルさんの本。

 

最高すぎた。

 

別にめちゃくちゃド派手な人生とか、波瀾万丈で一攫千金みたいな話ではないんだけど。

 

学生時代のちょっとした出来事から周りの反応が変わったり、その後周りに馴染むためにどういう行動をしていくのかだったり。

 

割と物珍しくないというか、どこかで聞いたことあったり、みんなが経験してるようなことを書いてあって、その中で「ナダル」という人間がどう作られていったのかみたいな内容。

 

まあだからこそナダルさんの少し異質な性格が

「会社とか学校とかだとこういう風に現れてくるんだ!」

みたいなエピソードも入ってて面白い。

 

で、この中で特にお気に入りなのが家族の話。

 

奥さんと娘さんがいるらしいんだけど、本当に円満家庭というか本に書いてることだけで判断するとめちゃくちゃ幸せな家庭。

 

だって公園行って「10年前に買ったカメラよりも一年前に買ったスマホの方が写真綺麗に撮れる!」ってことを本に書いてるんだもん。

 

幸せ以外の何者でもない。

 

そんな中で心配なことが「娘が優しすぎる」ことだそうで、イタズラしてても注意したらすぐやめるし、友達に貸してと言われたら持ってるおもちゃをすぐ貸してしまうらしい。

 

それを見て、「将来自分の意見を必要な時に言えなくなるんじゃないか。」と思ってしまうようで。

 

分かるなあ。

 

俺も娘さんのタイプだったもんなあ。

 

やっぱり戦わなければいけない時に戦える奴が上手くいくんだよね。

 

 

 

そんなことを日常の何気ないシーンで訴えかけてくる。

 

 

読んでて面白いはずなのに、なぜか胸が苦しくなるような、口の前に立ちはだかって僕の呼吸をずっとストップし続けているキーパーがいるような、そんな気分になりました。

W杯目前だしね。

 

 

そして元々好きだったけどナダルさんのことがより一層好きになったし、やはり自分の中に確固たる芯、覚悟を持ってる人だからこそ最高の笑いを生み出せるんだと実感しました!

 

そんな夕暮れ!

 

 

ってことで一句!闇一句だ!

 

「石蹴って  大地に抗う  夜明けまで」

 

大地に比べたら歴史もサイズもこんなにちっぽけな僕でも小石を蹴ることくらいは出来る。

たとえ空は真っ暗で星がひとつも無かったとしても、必ず朝は来る。

それなら自分を信じて前向いてりゃいいんだよなあ。

 

 

 

まあ石蹴ってるから下向いちゃってんだけど。

これもお茶目侍のせいだ!